関東から東北バイクツーリング最短ルートについて

関東から最も手軽に行ける、東北地方バイクツーリング。

しかし令和5年、関東側が本当に混みすぎてる。手軽に行ける「ような気がする」だけだ。

フィーリング100%でクッソテキトー&9時-17時走行プランとかマジで詰む。楽しくない以前に、目的地まで到達できないんじゃね、くらい混んでる。

残念ながら東日本でお手軽ツーリングが成立するのは、もはや秋田岩手以北のみだったのだ・・・

前回を参照
東北バイクツーリング走りやすさマップ2023 南東北編

てことでルート攻略は必須。

そこで、最短エンジョイするためにはどうすれば良いのか? 2023年秋にガッツリ行った結果を元に、実際にバイクで行ってみた基準にて考えてみた。

帰宅後に再考 関東から九州ツーリングの最短コースについて

の東北版。八戸に居た千葉県民談「関東人は岩手まで高速ワープ必須ッス」理論の検証ともいう(2023東北バイクキャンプツーリング11日目 三八上北に居た彼)。

もくじ

  • 目的地の設定について
  • 走行スタイルについて
  • 東北バイクツーリングの走行ルート5つ
  • バイクツーリング難易度爆上げの問題点
  • まとめ 現実を見て最終補正したプラン

202309tugarukaikyo600津軽海峡夏景色

目的地の設定について

最も大事。最初に決めなければならない。

ざっくり候補は2つある。

1 下北半島先端の大間

グーグル先生こう言ってるけど、基本は無視で良い
(完全に机上の空論、後述)

大間というか、まぁ下北半島へ行くとすれば・・・とりあえず(仮)で

  • むつ市 ユニバースむつ柳町店 14時着

を仮目的地&時間に設定しておきたい。

あそこら辺に何回か行った結果、中継ポイントはココがベストだと判明したから。

隣にデカイセルフガソリンスタンドあるし。バイパス降りてすぐなのが良い(未開通だけど)。

けどまー、ぶっちゃけ俺、大間は非推奨派。ガチでつまらんから。アレは単なる漁港だ。日本全国どこにでもある漁港だ。それだけならまだしも、観光地化の方向性がエグい

あれなら千葉の銚子にでも行ってドーバーラインでも走ってた方が満足感高いんじゃね? て、けっこう本気で思った。なぜか銚子より混んでるかもレベルだし。

けっこうマジな話、大間は、時間ロス半端ないしリピートは無い。

達成感重視の到達証明ゼッタイ欲しいマン以外、下北半島は尻屋崎と恐山あたり回れば十分でしょう。って感じ。

おまけにこのあたり、宿泊事情も悪すぎる。尻屋崎はホテルとかほぼ無い、恐山はバイクツーリングの途中で泊まる感じでもない。メインエリアは観光地のためか、やたらと高い(無料キャンプ場もほぼ無い)。

まーね・・・どこ走ろうが何しようが自由だから、ここからどこへ行くかは本人次第ってことで・・・共通の一時目的地がユニバース14時ってことで。

2 津軽半島先端の竜飛

グーグル先生、空気を吐くようにウソを吐く
ガン無視でオッケー(後述)

  • 外ヶ浜町三厩 津軽海峡冬景色碑 15時着

に設定。

こっちの方が遥かに良い。個人的にバイク達成感ランキング日本国一位がココ。宗谷岬よりココの方が良い(樺太は遠すぎて良く見えない)。

バイク乗りはコケて死ぬ前に一回行っとくべきポイント。

上野発の夜行列車などもう無いから、バイクで行くしかねぇ。阿久悠の偉大さを感じるしかねぇ。

2023東北バイクキャンプツーリング7日目 竜泊ライン~弘前~能代

走行スタイルについて

大間と竜飛、走行パターンは大枠で、大間が2つ、竜飛が3つある。

・・・だが、その前に決めなければならない、バイクツーリング特有の前提条件。これがいくつかある(ナビが使えない原因)。

高速を使うか否か

これは使うしかない

というより、東北地方(てかイマドキ関東以外の全て)は「有料」か「無料」かというだけであり、無料の高速道路が大量にある。

地元民は日常的に使っており、意識しない限り気づいたら高速(てか自専)乗ってる状態のところも多い(津軽道など。普通に平面の信号交差点を越えたら高速みたいなタイプ)。

まー、俺は高速使わなくてオッケー、むしろ地方は使わない方が快走できると確信してるけど・・・

今回のように、最短を狙う場合は回避不可能。

従って、バイクツーリング的にルートを選ぶとどうなるか? という話になる。

速度と休憩について

ブッチギリだぜ、300ダー。みたいなのは違反以前に死ぬ。てかアホ。

現実的な話をしないヤツ、マジでアホ。あのタイプの馬鹿は都合の悪い事実を完全に隠ぺいして言わないため、参考にすらしなくて良い。

現実的な話をしよう・・・宿泊前提でそれなりの荷物を積んだ場合、一般的なナビが前提としている100巡航ですら厳しい。

バイクは速度が上昇すると風の抵抗が加速度的に強くなるからだ。SSだからとか、カウルがどうのとか関係ない。

荷物を積んだ時点で空力特性は壊れる。

更に「ガチ現実的な問題」として、全区間アベレージ100km/h走行できるワケない。SAに入って「ふう・・・便所行くか」程度の休憩しただけで最低5、6分はロスる。

100km/hで6分走ると10km進めるワケだから、これを1時間に1回やっただけで、もうアベレージは10km/h落ちる。

したら、アベレージ80~90km/hくらいになっちゃうのがフツー。

これ即ち、連続1時間を超えると高速のメリットが大幅に減るという事実(特に地方は減る)。

更に更に現実的な話をすると、バイク走行って予想以上に疲れる(特に高速は疲れる)から・・・



3時間1セット(2時間走行1時間休憩)

くらいで行かないとキツイんだよね・・・実際に俺はそうしてる。この理由は明確であり、

事故ったら意味が無いから

高速で事故ったら死ぬ確率は激高。たとえ事故らなくても、楽しくない。防音壁と長距離トラックだらけでマジ楽しくない。楽しむために行ってるのに楽しくないとか意味が解らない。

極端な話をすれば、リスクしかない。ぶっちゃけ、バイクで高速弾丸とか完全なる愚行

まーそれでも、日程の関係でフル高速走行をやらざるを得ない場合はある(今回の話の件)。そうだとしても、休憩は必須。連続走行は2時間が限界。

本当に、極限まで減らしてこのセットであり、半分の30分休憩ではキツイ。それは1時間あたり15分って事であり、トイレ行ったらほぼ終わりってことだ。

まー理論的には無理ではないけど、ヤルと結局は後にツケが回ってくる。若さパワーMAXのキレッキレな体育会系大学生でもない限り厳しい。

オッサンオバサンには無茶だ。絶対にやめるべき。死んでから気づいても遅い。

実際、俺は4年前の天理から豊田で限界キテた。伊勢湾岸道とか、つまらな過ぎて耐えられんかった。新東名方面とか、単調すぎて寝そうだったから豊田松平で降りた。

つーか、運送トラックの労働基準でさえ、「最低」でも4時間毎に30分以上休憩なのに、バイクで4時間あたり60分は少なすぎてヤバイ。倍でもヤバイ。

業務しに行ってるならまだ良いけど、「趣味のバイクツーリング」でしょ。なんで業務レベルの日程こなさにゃならんのか。

東北バイクツーリングの走行ルート5つ

ということで、やっと本題。

関東から東北へのツーリングルートは大間が2つ、竜飛が3つある。

とりあえず結論から。先ほど書いた要素を織り込んだ上で、ガッツリ検討したら日程はこーなった。

3泊4日プラン(最短理論値)時間配分表

kanto-tohoku-touringplan01

理由と補足は以下の通り。

1 大間 太平洋沿いルート(三陸道)

常磐道-仙台東部道路-三陸道-八戸道

  • 外環三郷-下田百石 約700㎞
  • 通行料 7580円
  • 下田百石-ユニバースむつ柳町店 約100㎞

合計 800km(常磐道起点から一時目的地まで)

※高速料金は現金基準。もはやETCに割引などほぼ無い。けど、圏央道内側民はETC必須。理由は首都高と外環の割増がエグイのと、ETC専用化されてるから。

日程の詳細

ユニバースむつ柳町店を14時着として逆算すると、だいたい以下のようになるはず。

  • ユニバースむつ柳町店
    14時着(15時発で大間等へ)
  • 下田百石のイオン(三沢の手前)
    11時着の12時発
  • 道の駅やまだ おいすた(宮古の手前)
    8時着の9時発
  • 道の駅三滝堂(三陸海岸手前)
    5時着の6時発

ここらが限界か。

三陸道は、仙台側がそれなりに交通量があって、速度が乗らない(基本70で1車線)。1泊2日は仙台発でも厳しいだろう。当然ながら関東人には無理。自動的にこれは2日目の日程ってことになる。

したら次は、宿泊地をどこにするか問題。

道の駅三滝堂を6時発は厳しい。早朝だからとか、そういう以前にガチで何もない、どうにもならぬ。陸前高田か大船渡あたり泊にした方が良い。てか、するしかない。東北のド郊外、農林水産業の設備以外リアルに何も無いから。

したら、大船渡泊がベストか。朝7時発で8時に山田(道の駅やまだ おいすた)が目標なら、余裕で行けるっしょ。

まー、俺なら「ガチで何も無い」のを逆手にとって、キャンプ場(飛ヶ森か黄金山あたり)に行くけど・・・でもソレは最短日程には向かない。寝るキャンスタイルは、受付&テント設営&撤収をしなければならないため、最短や時短と相性が激しく悪い。

だから現実的な判断をするならば、ルートインホテルの大船渡店が最も適性が高いだろう。

ホテルが決まったら次は、大船渡でどんだけエンジョイするか問題だ。これバイクツーリングだからだ(エンジョイしないなら行く意味無し)。

夕方の仙台圏ラッシュ回避と大船渡周辺でのエンジョイを考えれば、17時に大船渡着がリミットか。18時大船渡で組むと、たぶん19時着になる。ヘタしたら20時着もあり得る。

これを前提として、前日の日程(初日)を同じように逆算すると・・・

  • ルートイン大船渡
    17時着
  • 春日PA(利府町、仙台直後)
    14時着15時発
  • 湯ノ岳PA(いわき市)
    11時着12時発
  • 三郷JCT(外環道)
    9時発

まー、こんなもんじゃね。

でもお察しの通り、これでもまだ机上の空論なんだよね・・・理由は関東発だから(後述)。

2 大間 内陸ルート(東北道)

東北道-八戸道

  • 浦和-下田百石 約640㎞
  • 通行料 10710円
  • 下田百石-ユニバースむつ柳町店 約100㎞

合計 740km(東北道入口から一時目的地まで)

東北道は浦和からしか入れないクソ構造のため、そこからカウント。なお浦和-三郷は約17kmだから、三郷発だと太平洋沿いルートとの差は50km以下しかない。

でもこっちは八戸JCTまでフル多車線化されてるため、速達性はある・・・ように見えるが、現実にはそこまででも無い。混んでるから。

あと、バイクだから

日程の詳細

同じくユニバース着で逆算すると・・・

  • ユニバースむつ柳町店
    14時着
  • 下田百石のイオン(三沢の手前)
    11時着の12時発
  • 花巻PA
    8時着の9時発
  • 国見SA(福島宮城県境付近)
    5時着の6時発
  • 宇都宮インター
    3時発

これ以上は、理論値でさえ無理でしょう。

宇都宮北道路の沿線住民が気合MAX入れて、3時発で1泊2日のワンチャンあるのみ。でもソレ、たぶん腕が死ぬ。ヘタしたら人が死ぬ。

宇都宮以南民は・・・それどこで休憩するの問題以前に、もう前日じゃん、1泊2日じゃなくて、1泊4日じゃん。的な謎日程になる。

事故る可能性が高すぎて、100%完全に愚行

てことで、宿泊は不可避。すると宿泊地をどこにするか問題が発生する。

この試算のとおり、最低でも宇都宮北部泊は必須。ホテルを3時にアウトするのはガチで狂っててどうかと思うんだが、過去、仕事終わりの新横浜3時発やってる俺が言うのも説得力が無いし、ぶっちゃけ不可能ではない。

ただこれ、あえて宇都宮を選ぶ意味ってのは特殊なケースだろう。関東人でこの中継地の選択は、どう見ても距離配分のバランスが悪い。

前日にもっと先まで行った方が良いんじゃね感がハンパナイ・・・そもそも国見6時発で花巻8時着だと仙台圏の朝ラッシュ巻き込まれてウザイし・・・

という感じで前日の宿泊地問題を考えると・・・国見-花巻の中間地点(仙台付近)は無い・・・エンジョイ度がメッチャ落ちるから。さっきの大船渡比で考えたら楽しくないのは明らか。

仙台スルーして最低でも古川、できれば一関まで突っ切るのがベスト。つーか、一関インターを降りたとこにチサンインとルートインがあるから、一関しか選択肢は無い

まー、同じく俺なら花泉か石倉山で寝るキャンだけど・・・それはさっきの通り無理。

ということで、一関泊からの翌8時発。これがベスト。

前日バイクで一関エンジョイの件はさっきと一緒だから、17時着は必須。遅くとも仙台圏は16時頃までに通過したい。

これを前提として、初日の日程を同じように逆算すると・・・

  • チサンインorルートイン岩手一関インター店
    17時着
  • 安達太良SA
    14時着の15時発
  • 羽生PA
    11時着の12時発
  • 浦和インター
    10時発

あー、これは東京圏でも割と行けそうやね・・・机上の空論感が減った(同じく後述)。安達太良SAから一関がもう少しかかる気もするけど、ホテルには17時必着システムとか無いから大丈夫でしょう(だからキャンプ場はキツイ)。

でも、「このツーリング面白いのか問題」があるんだよね・・・

常磐道-三陸道は海沿いだからまだ良いけど、東北道は単調でキツイわぁ問題ね・・・トラックも超多いし(=防音壁区間が長い)。

3 竜飛 内陸ルート(東北道)

東北道-津軽道

  • 浦和-五所川原IC 約670km
  • 通行料 11000円(浪岡まで)
  • 五所川原IC-竜飛岬 約70km

合計 740km(東北道入口から目的地まで

こっちは目的地が明確に1か所しかないため、直行ベースで考える。

中間の五所川原インターは、インターっていうより、ユニバース五所川原東店があるショッピングモールね・・・

五所川原北で降りたら何も無いから。ガソリンスタンド(ドンキとヨーカドーもアリ)の関係で最終調整はココ、五所川原東部地区がベスト(五所川原東インターではない注意)。というか、するしかない、この先に市街地など無い

日程の詳細

竜飛岬の到達を15時に設定(後は好きにすれば良し)して逆算すると・・・

  • 竜飛岬
    15時着
  • ユニバース五所川原東店(五所川原IC)
    12時着の13時発(直行したら90分くらいだけど、しないでしょう)
  • 矢巾PA(矢巾町、盛岡手前)
    9時着の10時発
  • 菅生PA(村田町、仙台手前)
    6時着の7時発
  • 矢板北PA
    4時発(3時着)

時間配分は、さっきの大間2とほとんど同じだね・・・

大間よりは若干近いため、プチ行きやすいかも程度。

同じく、1泊2日コースは若さパワーMAXのバイク神に選ばれた宇都宮以北民にギリでワンチャンある。それ以南は物理的に無理(1泊4日は論外)。

さっきと同じく、菅生7時発だと仙台圏の朝ラッシュに巻き込まれる可能性がある。気合で突き抜けて、泉PAか鶴巣PAまで行った方が安定でしょう。

・・・ってそんな事するならさぁ・・・結局は、一関に前泊で良いんじゃね説しか無いよなぁ・・・

一関を8時発にした方が良いって。てかそれしか選択肢は無いよ。

すると、前日の関東側はパターン2と同じ

省略。

4 竜飛 内陸ルート2(東北中央道)

東北道-東北中央道-秋田道-東北道-津軽道

  • 浦和IC-新庄真室川IC 約410km
  • 通行料 6460円
  • 新庄真室川IC-雄勝こまちIC 約30km
  • 雄勝こまちIC-五所川原IC 約280km
  • 通行料 4500円
  • 五所川原IC-竜飛岬 約70km

合計 790km(東北道入口から目的地まで

五所川原から先は同じ。福島以遠の全区間、断続的に有料と無料と一般道が混じる。

そのため、通行料はこちらの方が安い(さっきの東北道料金は直行理論値で、仮に一関で降りると7320円+4670円=11990円)。

距離は直行パターン(前項3番)の50km増し、思ったより増えない

日程の詳細

同じく竜飛岬が15時着で逆算すると・・・

  • 竜飛岬
    15時着
  • ユニバース五所川原東店(五所川原IC)
    12時着の13時発
  • 八郎湖SA(何も無い、注意)
    9時着の10時発
  • 金山町付近(新庄北側)
    6時着の7時発
  • 道の駅ふくしま(福島大笹生インター)
    3時着の4時発

このコース、栃木北部民でさえ1泊2日は無理。つーかこのルートは、どうせ無理なら宿泊前提でエンジョイした方が良くね論によって構築されてる。

問題はどこで宿泊するか。

新庄7時発ではちょっとキツイと思われる。でも金山町に宿泊施設とかほぼ無い。すると湯沢か横手が有力。ここでまた登場、ルートイン横手インター店

この会社すげぇ。解ってる。

まー、横手だと通勤時間帯の翌8時発くらいになっちゃうけど・・・秋田郊外に激しい朝渋滞など無いので・・・大丈夫でしょう、たぶん。横手-秋田間ほぼ多車線化されてるし。

てか、これが最も重要であり、このコース最大の利点だ。「宿泊地を横手にすること」によって、日程に余裕が生まれる。

これ仙台経由では厳しいけど山形経由ならできる。夕方ラッシュが起きないからだ(正確には起きるけど緩い)。

したら横手着は前日19時に設定してオッケー。100%大丈夫とは言えないが、9割大丈夫だと俺は思ってる(地元民の方が居たらコメント欄ででも教えて欲しい)。

同じく初日日程は、こうなる。

  • ルートイン横手インター店
    19時着
  • 山形PA
    16時着17時発
  • 阿武隈PA
    13時着の14時発
  • 浦和本線料金所
    11時発

これはかなりの余裕度だ。机上の空論感がかなり薄まった(だが後述)。

あと、この日程なら米沢北-東根の有料区間は必要無いかも。東根-新庄真室川とその先(断続開通区間)の湯沢までは無料だから、そこだけ使えば十分行けるんじゃね感。まーでも俺、山形(市)行ったこと無いんで断定はできないんだけど、行ける気はしてる。

つーかこれ、バイクツーリングだから。山形区間は西側の山間部抜けた方が楽しいんじゃね説が有力。

もっと言えば2日目、横手-鹿角八幡平は直で一般道を走っても、たいして変わらなくね説もアリ。

・・・とか言い出すとキリ無いんだよなー・・・

てことで、安定のフル高速前提で考えておくけど、上記で全てカットできた場合、浦和-福島大笹生が4920円、鹿角八幡平-浪岡が1830円だから、6750円で津軽まで行ける(ただし、横手-田沢湖の美郷区間にある広域農道は難易度が高く、初回ロス無しで行くのはたぶん無理。だが行った俺は断言する、アレ使えば高速は必要無い、と)。

5 竜飛 日本海ルート(日東道)

関越道-北陸道-日東道-秋田道-東北道-津軽道

これは最も複雑で難易度が高い。しかしエンジョイ度も極めて高い。

  • 練馬-五所川原 約770km
  • 五所川原IC-竜飛岬 約70km

合計840km。内訳は

  • 練馬-朝日まほろば 約370km
    6600円
  • 朝日まほろば-あつみ温泉 約50km
  • あつみ温泉-遊佐比子 約60km
    570円
  • 遊佐比子-象潟 約30km
  • 象潟-二ツ井白神 約150km
    2070円
  • 二ツ井白神-碇ヶ関 約60km
  • 碇ヶ関-五所川原 約50㎞
    960円
  • 五所川原IC-竜飛岬 約70km

合計 10200円

太字が一般道だけど、ほぼ信号は無い(関東基準で)。特に二ツ井白神-碇ヶ関は、一般道と高速(自専)の混合路になってて、関東には無いタイプ(地方には良くある)。

欠点は、乗り降りと料金所でロスがデカイため、距離が伸びない。けど、無料区間は乗降自由で休憩し放題。マイペースで走れる。しかしそれやると日程がブッ詰まるというジレンマ。

無料区間を把握する必要があり、難易度はかなり高い。

日程の詳細

同じく竜飛岬が15時着で逆算すると、こうなる。

  • 竜飛岬
    15時着
  • ユニバース五所川原東店(五所川原IC)
    12時着の13時発
  • 八郎湖SA(何も無い、注意)
    9時着の10時発
  • 道の駅鳥海ふらっと
    6時着の7時発
  • 胎内市中条付近
    4時発

新潟市からの1泊2日は無理感が強い。酒田でもけっこうなギリギリ感。ということで宿泊地は、仁賀保か由利本荘がベストか。でもこのあたりホテル(都合よく泊まれるビジネス系)が少ない。

ロスとエンジョイを考えれば・・・仁賀保のエクセルキクスイしか無いかも。

でも仁賀保はTDKにガチ支配されてる企業城下町なので・・・朝夕のラッシュが意外に激しくて、ココ8時発では八郎湖9時着が間に合わないかもしれぬ。

とすると、由利本荘にしたいところだけど、頼みのルートインが高速逆側の市街にある。おまけに国道の橋の横。ヤバイ予感しかないロケーション。余計にロスる気がしないでもない。

例によって、俺ならキャンプ場行くけど弾丸の場合、受付時間まで必着はほぼ無理。自動的に飛びのくずれにするしかないが、夜到着で張るところがあるかは解らない(というか暗くて無理でしょう)。

秋田旅慣れマスターのぷらり旅なら、その辺の民宿やら旅館で行けると思うけど、今回のスタイルではエクセルキクスイ泊で、マージン取って7時発にするしか選択肢は無さげ。

ただ前日の到着は、19時とかで大丈夫でしょう。出口を左に曲がるだけだし(インター1分以内)。

なお、金浦からの国道はけっこう混んでた。やめた方が良い。ただし比較的遅くまでやってるセルフスタンドが金浦側の国道にしかないという罠(現時点で、20時半まで、市街地は軒並み18-19時に閉まる)。

ということで、19時に仁賀保のエクセルキクスイホテル着にて、前日の予定を同じように検討すると・・・

  • 仁賀保インター(エクセルキクスイ)
    19時着
  • 道の駅あつみ
    16時着の17時発(鶴岡酒田間が地味に混むのと、たぶんエンジョイするから)
  • 栄PA(三条燕手前)
    13時着の14時発
  • 赤城高原SA
    10時着の11時発
  • 練馬インター
    8時発

数字だけ見たら行けるんね・・・だだしこれはさっきの4番と違い、途中の新潟区間、庄内区間、秋田市区間、全て、高速以外の選択肢は無い。この3区間を平行一般道で走ったら詰む可能性が極大。

少し補足すると、

  • 新潟市区間
    新潟西で降りて新発田までバイパスでカットできる。その先、田んぼ道で荒川胎内までカットすればタダ。なお新潟西から新発田まで信号は無い・・・というのが地元民全員解ってるため、バイパス激混み(まーでも、手前の魚沼から山間部を抜けて胎内へ出ても「バイクなら」60分マシ程度のため、俺は絶対に高速など乗らん)
  • 庄内区間
    鶴岡西で降りて国道7で遊佐まで行けばタダ。鶴岡-酒田間の国道7バイパスはかなり良くできてて「鶴岡-酒田区間」で高速に乗る意味は無い。だがそれは「あつみ温泉-鳥海山区間」とイコールではない。鶴岡酒田エリア極めてるなら高速カットしても30分マシ程度じゃね?って思うけど、そうじゃないなら乗っとく以外の選択肢なし(だがココの、あつみ温泉~空港区間の快走感が関東近県では最強レベルなため俺は絶対に高速なんか乗らん)
  • 秋田市区間
    岩城で降りて八竜から乗ればタダだが、そもそも秋田市西部はそのコースが最短なため、朝時間に空いてるはずがない。市内は港湾沿いにセリオンの前から男鹿方面へ走ってからの大潟村へ行けば信号ほとんど無く八竜に出れるけど、そんなの皆解ってるからトラック多く、速達性は微妙。少なくとも八郎湖相当に9時に着こうとか無理、というか苦行すぎる

という感じで・・・難易度が最も高い。しかし、日本海沿いロードのツーリング適正はやたらと高く、5ルートのうちでは間違いなく満足感が最も高い。

まーね、例によって、机上の空論だけど


(仮)まとめ

最初のとおり、関東からの日程は、こうなる(折り返して3泊4日)。

時間配分表(先ほどと同じヤツ)

kanto-tohoku-touringplan01

太平洋沿いの常磐道から三陸道のルートを例に、表を補足すると・・・

最も遠方民の館山は、6時に出発が必須。7~9時の木更津北~三郷間で1時間休憩(幕張PAか湾岸幕張PAしかない)。10~12時の水戸~いわき間で休憩(湯ノ岳PAがベスト)。13~15時の南相馬~松島海岸間で休憩(春日PAがベスト)。大船渡着いたらエンジョイしつつホテルにイン。

みたいな感じ。SAで食事がどうのとか言い出すと詰む。それは厳禁だ。淡々と休憩所を中継するスタイル。メシは出発直後の地元コンビニでおにぎり10個とドリンク5本くらい買っとく、的な旅程。

何も無い系のPAを選び、ひたすらベンチで休む。これは、出入りや駐輪やトイレでロスらないため重要であり必須。

という感じだがー・・・マジでさー、これ何が面白えーの?

って俺は思うわ・・・しかも、このレベルでもまだ、机上の空論だし。

理由は関東発だから・・・

バイクツーリング難易度爆上げの問題点

さっきから度々出てくる「これはあくまで机上の論理」説。

ナビや非バイク向け旅情報があてにならないアレ。実際に行くと「これ無理じゃね?」ってヤツ。

脳筋スタイルや、思考停止スタイルで都合の悪い事実を全てシカトすると日程崩壊が必至。完全なる机上の空論化する。

この理由は、いくつかある。

バイクツーリングだから問題

休憩とエンジョイと巡航速度の話。

これは、バイク乗りならば確実に想定内。重要かつ当たり前の話だ。最初に挙げた通り日程に織り込み済み。

しかし世の中には、バイクメディアのくせに織り込んでないクソ記事も多い。関東絶景オススメツーリングスポット10選! みたいなヤツには良くある。

そういうのに限って、筑波山を入れてきたりして完全にナメてる。

まー、クルマバイク業界にはありがちなアレだ(完全なる闇)。直接は関係ないが、謎の車中泊特集よりは遥かにマシだ(あれ、ほぼ詐欺レベルだから絶対に信じちゃダメ、もうまじでやるとこ無い)。

季節の問題

東北地方は寒い。特に山間部は寒い・・・雪が降るのは10月、解けるのは5月。

=バイク走行できるのは6月~9月のみという事実。

過去記事の件

jptouringseason日本国 バイクツーリングシーズンの図(暫定2020年版)

バイクツーリングのベストシーズンを考える ~実は関東には、ほとんど無かった~

関東(特に東京発)のツーリングシーズン ほぼ無い事が判明 ~バイク乗りの年間休暇日程を考える~

北関東(てか群馬)のツーリングシーズンがあまりにも短すぎた件

北海道が最も短いように見えるがそれは間違い。関東-東北には、梅雨がある。そして、バイクスポットの標高が高い。

特に関東発で東北行きの場合、南北でシーズン差がデカイため、トータルで見れば6、7月は全て厳しい。

従って、8月と9月しかない。

実際に5月中旬の福島で極限感あり。岩手以北は6月必須。でもそれ梅雨入る(関東側が)。

bandai-azuma2-yuki福島奥地5月中旬でこの雪量
(2022磐梯吾妻スカイライン)

天候の問題

季節はある程度読めるけど、天候は誰にも読めない。気象庁のプロでさえ、直近1週間が限界。それでも外す。

この要素、バイクツーリングでは絶対に想定しなければならないが、予定に織り込むことができないという罠。

たとえ直近1週間、ある程度の予想が出ても、関東から青森まで全てが晴れる。というケースは考えにくい。

つーか、三寒四温というアレではないが俺の経験上、晴は最大でも連続4日、マージン取ったら3日以内が安定。5日以上の日程は雨が降る前提で組まないとダメ

これ即ち、3泊4日が限界説。4泊5日、5泊6日という選択肢はバイクの場合、存在しない

雨が降ると想定し、3泊4日の次は6泊7日にすべきだ・・・というか、自動的にそうなる運命。

要するに、3泊4日と5泊6日で移動できる距離は大差ない

金土日祝 ホテル満室&割増問題

端的に言えば、バイクツーリングで予約など不可能な件。

さきほどの表のとおり、ルートは複数ある。距離は固定だとしても天候によって宿泊地が変動する。ガチで予約は不可能。基本は当日の飛び込み。ギリで前日予約。

何度も書くけど、理由はバイクツーリングだから。

雨が降ったら行かない

日本海側が降ってたら太平洋側(1番の三陸道)を走るし、太平洋側が降ったら日本海側(5番の日東道)を走る。これはクルマドライブ民ではまず無い(予約してる以上に、その宿が目的だから)んだけど、バイクの場合は普通にあり得る。てかむしろ、他にルートあるのに雨の中を強硬する方がアリエナイ・・・

という事情はバイク乗り以外ガチで関係ないため・・・繁忙期は天候が確定する前に予約で埋まってる。特に東京圏の影響が強い東日本は埋まってる。

残っててもワケワカランレベルで高く、シーズン中の金土はデフォ無理。それどころか最近は、金曜と月曜も混んでるため、地域によっては木曜と日曜すらも厳しい

+さっきの天候要素があって・・・8月中とか晴れたらもう完全に無理。みんな同じこと考えてるから、取り合いになる・・・

つまりここまでの段階を織り込んだ結果・・・

9月しか残らない

関東の道路 爆混み問題

そして、最後に最大の罠。

ただし北関東民は、ほぼ関係ない。渋滞が始まる前に抜けられる。

東京圏民も平日なら何とか大丈夫だ。混む方向が逆だから

平日の東京圏は朝が郊外→都心、夕方が都心→郊外な傾向がある。影響は少ない。北関東民と同じく、関東抜ければ問題ない。一般道は無理だけど高速道路なら大丈夫だ。プロしか居ないため動かないほど混む、ってのはまずない(プロは迂回路を知ってるから)。

ただし、土日祝と盆休み期間は何やっても無理。

従ってこの時点で、平日朝渋滞と方向がカブる東京南部民は詰んだ(具体的には都心から横須賀方面。千葉は外房から、横浜町田以西は圏央道からギリで回避可能)。

このエリア民に、3泊4日は不可能。というか極めて非推奨。

まとめ 現実を見て最終補正したプラン

上記問題を補正したプランを、出発地(居住地)ごとに考えてみよう。

最も困難な東京圏民と、最も簡単な北関東民の2つで。

東京圏民(外環エリア以南)

ここはさっきの「関東」の問題に加えて、更に「東京」の問題点がある。日本でオンリーワンな特殊事情がありまくる。

パッと思いついただけで6つ。

  • 休日は郊外方面激ラッシュ問題
  • 平日は郊外から方面激ラッシュ問題
  • 朝4時から夜22時までラッシュ続く問題
  • 関東圏を出るまで延々と高速が激混み問題
  • 駐輪場が遠い問題
  • 高速出入口がクソすぎ問題

要するに激混み。バイク向いてない。

休日ラッシュ問題は回避不可能

今回の件で言えば、東北道は浦和から宇都宮が休憩込み3時間デフォ、それ以上も十分あり得る。

平日ラッシュ問題は回避「可能」

さっき書いたとおり、平日の朝ラッシュは逆だから何とかなる(要、最強の土地勘。関越なら高戸橋から新目白と目白使わずに練馬インターまで行けるレベルは必須)。

これを狙う以外の選択肢は無い。

ただし・・・

朝4時から混んでる問題

があり、速度が乗らない事を前提に考えなければならない。

早朝であっても、高速(首都高等)のアベレージ40km/h台で上等。一般道は20km/h台以下で間違いない。

関東圏を出るまで高速が激混み問題

都心を突破したとしても、その先が延々と混んでる。まじで仙台あたりまで混んでる。これは外環エリア民と、都心民で体感値が全く異なる。

理由は、同じこと考えてるヤツが多すぎるため、日程がカブって塊で移動する感じになるからだ(北関東民の後続に圏央道民が詰まり、その後続に外環民が詰まり、その後続に都内民がぶっ詰まる)。

平日ならマシだが、土日祝は無理。二本松から一関が2時間想定すらも厳しい。SAも激混みで、休憩時間がゴリゴリ削られていく。

渋滞先頭を時差で突き抜けられる北関東民ならともかく、東京民はリカバリーの範囲を超えてる。

てことで、どんだけ考えても、土日祝の出発は無理。土日休みの都内圏民、完全に詰んだ。てか、あそこでバイククルマ遊びとか間違ってるよ。まじで無理だから。

駐輪場が遠い問題

これも地味にデカい。俺は過去に住んでたから良く解る。

ガチですげーロスタイムが不可避。郊外民は玄関空けたら即バイクが置いてあるが、大部分の都内民はそうじゃない。

マンション地下タイプならまだマシだけど、それでも10分はロスる。近所の駐輪場を借りている場合、そこそこ距離があったら20分はロスる。

前橋民なら渋川に着いてるレベルだ。まだ出発すらしていないのに・・・

高速出入口がクソすぎ問題

これもロスタイム不可避。東京圏の高速、やたらと入口がカオス。隣のブロック経由で対向車線へ迂回しないと入れないタイプとか良くある。

関越なんか、それ以前の話で首都高に繋がってすらいない。

家から出て、分離帯信号無し直ストレートで本線合流可、みたいな超好立地条件民は少ない。これだけで追加5分は確定でロスる。

加平なんて激遅トラックなどが居たら、手前信号から本線合流まで5分とか本当にロスるから・・・

とにかく混んでるのが前提

練馬、浦和、三郷まで全て交通量皆無かつ事故無発生、関東出るまでマイペース100キロ巡航ダー・・・みたいな前提はあり得ない。

北関東以北なら、その前提でオッケーだが東京ではあり得ない。あの都市、深夜でも交通量皆無になどならぬ

これらを総合的に考えれば・・・東北道等まで30分前提は現実的ではない。関東抜けるまで相当なロスがある。

これらの要素を考慮すると・・・やはり・・・

東京圏発は日程パターンが最も重要

になる。

3泊4日の場合は、こうなる。

totoku-youbi-nittei

月火曜の出発がベストで間違いない。

水曜出発は3日目の宿泊だけ確保できれば悪くはない(金曜はそこまで難易度高くない、ただし地域による)。問題は最終日だけど、これは自宅に帰るワケだから、どんなに遅れても構わないワケで・・・宇都宮通過を20時くらいに設定すればだいじ。関東外で夜間バイク走行とか自殺行為でしか無いけど、東京圏でナイトツーリングは全く問題ない。つまらんけど問題は無い。ただし相当な気合と根性が必須。耐えればイケる範囲ってだけ。

木金曜出発は、金土の宿泊を確保しなければならない上に、ガッツリ土日走行も含まれるため、ぶっちゃけ行かない方が良い。特に金曜発の月曜帰宅は地雷プラン。これは無理。土日祝休み+東京+バイクは令和5年、もう無理、マジで詰んだ。

土曜発も困難だけど、木金発より若干マシ。超困難なのは同じだけど、初日の宿泊地だけガッツリ確保できれば、まだ希望はある。

日曜発は不可能ではない。理由は土日で1泊2日、土曜で日帰り、日曜で日帰りの3パターンで動いてるヤツが極めて多いからだ。つまり土曜朝の東京→郊外と日曜夜の郊外→東京は終わってるけど、土曜夜の郊外→東京と日曜朝の東京→郊外は比較的マシ。まー東京圏は大差ないが、日曜から関東突き抜けて行くヤツは少ないため北関東を超えれば何とかなる。ただし「このエリアって日曜の宿泊はガラガラなんだよなー」みたいな土地勘が必要。

ちゅうことで、どんなに考えても結局、土日祝を含むとほぼ無理ってことね・・・東京圏は。

これを前提に平日で予定を最終修正。したらこうなった(太字が修正後)。

平日3泊4日プラン 東京圏発の(現実的な)時間配分表

kanto-tohoku-touringplan02※2日目は同じ

キツイのは習志野~市川と南武線南側~戸塚あたり。このへんは、平日に気合MAX入れてギリオッケーって感じ。

海老名や外環道~圏央道の間の住民ならチョイ気合入れたら割と行けるレベル。

川口とか三郷発でも、予想以上に行けんじゃね? って感じ。

年間のチャンスタイム、10回くらいはあるでしょう(8月末~10月頭に)。

あと、館山から市原は参考に書いてるだけで、外房から北浦の脇を通って水戸に出れば可能、東関道早く開通しろ(って、最初に書いた千葉県民が確か言ってた)。

北関東民(北関東道以北)

イキナリ難易度が下がる。東京民とは別世界。土日でも可能。てか、関係ない。

高速の激混みポイントより外側発だから。いや、たとえ混んでも一般道で十分リカバリーできる。地元民なので余裕(なはず)。

宿泊施設の問題も、時間的余裕から来る辺境地帯のチョイスでカバー可能。3~4時間差のアドバンテージは極めてデカイ。

チンタラ10時に出発したとしても、全然余裕。高速使ったら余裕。

てか使う必要無くね? 一般道で行けんじゃね感すらある。という事で、検討。

一般道プラン(北関東民専用)時間配分表

kanto-tohoku-touringplanippando北関東民 高速いらね説

俺の一般道の定義には無料の自専を含んでる(分離不可能だから)。それで検討したらこうなった。

圏央道のラインは4時までに超えないと詰む。その先も、山間部へ6時台に入らないと詰む。ということで、このプランの限界はどんなに頑張っても竜ケ崎、春日部、桶川あたりだ。

今年だいぶ攻略したし、羽前小松~大江区間以外はほぼ全区間実走で確認済みだから、この配分で行けるはず。

ただし苦行レベルは高い。栃木が最も高く群馬が最も低いと思われる。逆に難易度は、群馬が最も高く栃木が最も低いので・・・つまりそういう事かな、と。

総合エンジョイレベルは、茨城が実は一番高いのではないかな。仙台だけ我慢すれば、あとサイコーだし。松島から八戸まで高速タダだし。

まーでも、この表って実際、俺が来年使うために作ってるわけで・・・同じレベルの土地勘が無いと日程が破綻するとは思う。

だいたい、常陸太田、上河内、子持がスタートラインになってる時点で難易度が高いよなー。足立とか練馬のヤツなんか全部、どこだそれ? って感じでしょう。だから経由するんだけど。

あとどうせ、雨が降るから10~13時のライン程度前提にしといた方が良いと思うなぁ・・・てか、そのへんなら寝るキャンスポット多いし。

ただそのスタイルで中継すると、行きが3泊4日、帰り3泊4日、雨前提分が3泊4日で、間の中継2泊、土日ロス回避で2日、したら13泊14日かぁ・・・

結論

東北地方最短バイクツーリング

  • 北関東民 3泊4日で可能
  • 南関東民 平日に高速使って3泊4日で可能(一部地域を除く)

ただし9月前後のみ。しかもエンジョイ度は微妙。満足するためには、北関東民で13泊14日以上必要(南関東民+4日で17泊18日必要)。

あー・・・これ南関東民は、船で九州行った方が良いね。九州なら4-11月まで行けるし・・・まだ九州1週間の方が満足できる可能性あるよ。東北1週間は無理っぺーよ。

関東から九州ツーリングの最短コースについて その2 3泊3日以上編

だから関東人のバイクが居ないんだろうな。検討して理由が良く解った。

1週間キツイ&仙台以北まで高速ワープ必須はガチだわ。あの千葉県民の説は正しい。

ちゅうことで来年、実際に最短で行ってみた編に続く・・・かも。

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