先日購入した新しいテント。とりあえず使ってみようと、軽ーく長野(伊那谷)までバイクツーリングに行ってみた、という話の後編
ついでにテントのレビュー(「拓風FLYTOP」ブランドのコレ→ Azarxis 2人用~なんちゃら)など
メルヘン感一切無し!
もくじ
- ダム系キャンプ場は雨でも安定性高い
- Azarxis製のテント(拓風FLYTOPブランド)のレビュー
- 伊那谷北部から茅野へツーリング
- 標高2100m、バイクでは寒すぎる
- 八千穂高原ツーリング
- 佐久穂から下仁田へツーリング
- 磯部温泉けっこうイイ
ダム系キャンプ場は雨でも安定性高い
樽尾沢キャンプ場は深夜からひたすら雨。しかし、ダム直下の高台のため安定性は高め。
昨日も書いたけどこのキャンプ場、名古屋⇔北関東のツーリング用中継ポイントに最適かも。
ただし、事前許可必須。だからたぶん、シーズン中は無理(前日では混んでておそらく許可が取れない)。
・・・なお直火は禁止・・・のはずが、守られてない。市街地が近いのとロケーション(名古屋の観光圏内)のせいかソーシャルな安全性は低めに思える。実際に昨日の深夜、直火ファイヤーの輩が登場済。そして上の道路には大量のタイヤ痕が・・・
なお、トンデモナイ輩(直火マン)は早朝に帰っていった・・・アイツ絶対申請してねーよ・・・。
・・・朝になっても雨は止まず。伊那谷だけ夕方まで雨らしい。
Azarxis製のテント(拓風FLYTOPブランド)のレビュー
テキトーにバイクに積んでみた図
テント全体(パッケージ)
Azarxis社販売(ブランド?は拓風FLYTOP)の1~2人用テント。
スノースカート無しのグリーンを購入。色は愛媛で会ったイギリス人チャリダーの意見をフィードバックしてみた(野良キャンはグリーン系が◎)
ただ・・・蛍光?グリーンでけっこう目立つね・・・
スペックとかはamazonでドーゾ
ポールをクロスさせてインナーを立ち上げ、フライシートを被せるタイプ。底面がやや大きめ。高さは控えめ。ポールのスリーブ貫通範囲が長いこともあり、手抜き設営でも耐風性は高そう。
比較的重量も抑えられていて、約2.6kg(俺の計測値)。登山寄りの商品ぽいけど、これをガチ登山に持ってくヤツが居るかというと、正直かなり疑問・・・
ポールと付属品
ポールはジュラルミン?のアルマイト加工(オレンジ)。精度は高く安心感アリ。
ペグは短めのアルミ製、もうちょっと長さが欲しい。まぁ、ダイソーあたりで鉄ペグを買えば問題なし。
説明書関係はショボイ。さすが中華。フィーリングで組立可能だけど初心者には厳しい。
フライシート
インナーとの固定はプラスチックの差し込み式バックル。設営しやすくて◎。半面、耐久性に不安が残る。防水性能は高く、サーザー雨が降っている現在でも全く漏れない。
インナー
ジッパーが小さくてショボイ。滑りは良いけど、やはり耐久性が不安。
どしゃぶり中
中に入って仰ぎ見ると、生地が左右対称ではない。天頂部で強引にチリ合わせをしたような歪んだフォルム。THE中華クオリティ(機能がOKなら良いんじゃね系)。
縫製品質はソコソコ、最悪というほどでも無いけど良くは無い。糸くずや糸余りが放置されているのはデフォ。まぁ気にする要素ではない。
そういうの気にする人は、ガチ中華製品ではなく最低でもモンベルのクロノスドームあたりを買うべき。
メッシュ部は目が細かく小さな虫も入りにくい・・・のかは不明。一部ほつれてたけど、そういうのは中華大陸ではデフォ、経験上こういうのは交換してもキリがないので無視。蚊が入って来なけりゃOK。
一番の問題点・・・それは、全体的に生地が薄いことだ。
特に床面が薄い。砂利や林間サイトでは使いたくない感じ(てか登山で使え無くね?)。砂地&草地でも20泊くらい使ったら穴が開きそうな予感がする。
俺的総合評価
8000円以下ならアリ。10000円以上は出したくない。最悪出先でぶっ壊れても、ホテルに泊まればいい・・・というタイプの、バイクツーリストには◎。
収納サイズが細く、袋にベルトが付いてるから、バイクに積載しやすい。サイドバッグ的な積載もたぶん可能。まぁでも、振動で切れるだろうね・・・。
以上レビュー終わり。ここから先は、実際に乗っけてツーリングした話。
伊那谷北部から茅野へツーリング
10時くらいに雨が弱まってきた・・・撤収。このテント、袋が大きめなせいもあって、適当に畳んでも袋に入る。撤収しやすいのは◎。
地図を確認すると・・・ダム奥の林道から茅野へ抜けられるっぽい。
伊那谷‐松本方面は一日中雨の予報。茅野から国道299で群馬に帰ろう・・・というとこで、ダム奥地へ向かう。
ダム中ほどの橋を渡り、狭い林道をしばらく走ると・・・突然広くなった。
センターラインのある高規格林道出現。路面もソコソコ良い(林道の割に)。ウェットじゃなければフツーに走れるだろう(オフ系バイクは)。
少し走ると国道152に出た。左折。雨も止む。
国道152の交通量は少なく快走。しばらく走ると峠区間に入るも、思ったほど長くない。路面も良い。諏訪経由(県道50と442)とは比べ物にならない速さ。
群馬方面から茅野経由の伊那谷北部へ抜けるルートはコレで確定。おそらく最速。ただしバイクのみ。
クルマは県道50の方が圧倒的に速いだろう。タイヤが無くなる勢いで攻めても無理だ。離合できないから対向車が来たら終わる(林道で鬼バック&轍避け必須)。
茅野に下りたところで給油。長野はガソリンが高いけど、諏訪と茅野はなぜか若干安い。
標高2100m、バイクでは寒すぎる
国道299を八ヶ岳を見ながら進む・・・茅野市街地を抜けるとハミ禁解除され(交通量激減)走りやすい。
ただ、皆無というほどでもなく、まぁ移動するなら良いかな程度。景色は良いけど群馬と一緒。とにかく山。
山裾の区間に入ると・・・別荘ゾーンに突入。ひたすら観光地・・・でも微妙にシーズンとズレてるせいなのか、交通量はそうでもない。なお、路面はバキバキで酷い。
そしてこの区間、直線のあとにイキナリグイっと曲がる、緩和曲線無し系の旧時代タイプの道路が続く。テンポが悪い。実にビミョー。
ただ、白樺湖、霧ヶ峰あたりより遥かにマシ。でも、俺的にはツーリングスポットとは言いがたい。
頂上付近に到着すると・・・強烈にガスっていた・・・てか・・・メッチャ寒い。驚異の標高2127m(日本第2位、1位は2180m渋峠)。茅野は初夏だったけど、ココはほぼ冬山。上下を着てても寒い・・・
9月末の北海道(平野)より寒い。ギリギリ雪が残ってないような雰囲気すらある。夏でも朝方の気温1桁は確実な勢い。
現在は6月末、この時期でも寒すぎてキツイ・・・ことを考えると、バイクツーリングの賞味期限は7月下旬から盆くらいまで、かつ快晴の日限定。そんなのクソ混むに決まってる、ツーリングしても楽しい状態ではないのは明らかだ。
バイクツーリングルートとして評価するのは無理だ。真夏に防寒装備を持ってツーリングに行くヤツなんて居ない。
北海道の大雪山周辺(石北峠など)と条件が一緒。バイクで行くところではない。
八千穂高原ツーリング
頂上付近に駐車場があった。お約束の有料スタイル。寒いからパス。マジでバイクで来るところではない。トンネルを掘っていただきたい。
佐久側に降りると急激に暖かくなった・・・
国道299八千穂高原付近のツーリングルートとしてのオレ的評価は
道幅広さ 3
道路設計良さ 3
交通量少なさ 4
展望良さ 4
茅野側はどうでもいい道路だけど、八千穂側はコーナーのテンポも悪くなくイイ感じ。設計者が違うのではないか(又はルートで揉めて狂った線形になったか)。景色もいい。
今回のツーリング、また来てもいいなと思ったのはココだけ。車山高原とか白樺湖周辺は道路がバキバキすぎる。あんなとこ行く価値なし。確実に八千穂高原のがいい。ただし真夏のみ。
府中市市民保養所のあたりから国道を逸れて林道?へ。センターラインもあって広い。近代規格で走りやすく◎。このあたり、バイクツーリング向き。
地元民はちゃんと知っているのか、茅野側には全くバイクが居なかったのに、こっち側にはけっこう居る。
後で長野のダチに聞いたら「車山高原なんて地元民は誰も行きませんよ、クソつまんない規格化された観光地ですよ」みたいなこと言われ・・・デスヨネ、的な。
確かに、八王子とか品川ナンバー(のレンタカー)だらけだったもんな・・・。
佐久穂から下仁田へツーリング
千曲川手前まで山を下りると、高速ができてた。乗ってみる・・・うーむ。この高速必要か?
追い越しもできない70制限の欠陥道路を作ってどうするのだろうか。こんなの無料じゃなけりゃ乗るヤツいないよな・・・
佐久臼田ICで降りて対岸(群馬方面側)に移動・・・時間がかかる。てか、何でこのインター、信号付いてんの?
誰も来ねーだろこんなとこ・・・高速乗っても出口の信号で時間短縮が相殺される、というパターンは国策として廃止の取り組みをしていただきたい。
そもそも対岸に県道2号バイパス作ってるよな・・・アレが完成したらこっちに乗る意味無いんじゃ・・・
まぁ、中央道まで開通したら違うんだろうけどねぇ・・・いつになるやら・・・
などと考えながら、県道120から国道254へ。国道254は相変わらず交通量が少ない。
下り(長野→群馬)のほうが景色が良いなぁ~・・・
ここ、大型車比率が異常に高くなければ、かなり良いツーリングルートなんだけど・・・まぁでも群馬から中部方面はこのルートが最強。
ここしか道路が無いから、トラック街道化は不可避。
磯部温泉けっこうイイ
国道254をビンビン走る・・・そのまま下仁田市街地に抜けると混んでるから、県道51を左折、妙義へ。
・・・交通量皆無。伊那からのルートのうち、ここが一番交通量が少ない。さすが群馬、やっぱり北海道南部(後志や胆振)の僻地より、群馬の僻地の方が交通量少ないよな・・・
・・・などと、考えながら走っていると・・・佐久から旧妙義町役場のあたりまで、無停止で来てしまった。50分くらい無停車。
右腕が痛い・・・休憩しに磯部温泉へ・・・
入浴料500円。ロッカー無料。シャンプーソープ設置。湯はヌルスベ系でイイ。かけ流しじゃないのと景色ゼロなのが難点。しかし設備も綺麗で空いてて◎。やっぱり群馬の温泉は良い。
カレーライスを頼んでみた・・・フツー。まー460円でこれなら十分アリか。ただ、ベイシアでカレーライス200円で買えるからなぁ・・・群馬は・・・
休憩後、裏道を駆使して帰宅・・・高崎の道路混みすぎだよ・・・