10万キロ目前のマイバイク。
さすがにシートが切れてきた・・・
どーすべ、と思っていたある日、倉庫で発掘したアドレスV100の交換用シート革。何となく当ててみたら・・・アレ? これ着くんじゃね?
てことで、流用してみた。
もくじ
- シート張替えに必要な工具
- 予想以上にフィットした アドレスV100シート
- まとめ
フロント~サイドをやや強引に収めるの図
シート張替えに必要な工具
バイクのシートは、太めのホッチキス針でタッカー留めされてるだけだから、張替え難易度は割と低い(完璧なクオリティを求めなければ)。
だが、工具の要求スペックは割と高い。
特にトリッカーはシートのベースがけっこう固いため、ソコソコパワーがあるタッカーじゃないとしっかり刺さらない。
これではギリギリダメだった。打ち込めるが、パワーが絶妙に足りない。深く刺さらず。
しかしこの商品、手動タイプでは割と強力なほうで、建築系DIYで言えば十分すぎるスペック。硬木以外ならたいてい打ち込める。2×4や構造用合板なら余裕レベル。
この一段上のパワーを出すにはハンマータッカーなんだろうけど、アレはシート交換には使いにくすぎる。したら、エアタッカになっちゃう(又はバッテリ式)。
しかし実質ノーブランドのコレでも数千円。エアタッカなんて、特定ジャンルの業者以外が使うシーンなんてまず無いからなぁ・・・買っても無駄感ハンパナイ。
てことで、気合と工夫で解決するのがベター。
結論から言えば、バイクシート張替えの場合、TG-H(さっきの手動タッカー)+ガムテ巻いたプライヤ押し込みで可能。
他の使用ジャンル(住宅壁、合板、ソファー 等)と違ってバイクシートは挟めるから。
ただしコツが必要な上、挟み跡が若干つく。従って
「んなもん近くで見なきゃ解らねーんだよ」
的な人種以外は、専門業者に出す事を勧める。特に仕上がりに固執する人種は非推奨(そんなヤツはDIY交換などしねぇ)。
予想以上にフィットした アドレスV100シート
てことで、作業開始。
トリッカーのシートはリヤ側ボルト2本でソッコー外れる。
したら、マイナスドライバーやら内装剥がしやらで、メッチャ打ち込みまくられてる旧シート革(純正)の針を取る・・・で、剥がす。
剥がし終わったら少し乾燥・・・させた方が良いと思うけど、そのまま作業続行(DIYはやり治せば良いだけだろ論 過去記事参照)。
アドレスのシート革はフロント側が若干袋状になっているので、それを手動パワーで伸ばしつつトリッカーのベース(スポンジ)に被せる・・・
アレ?
予想以上にマッチしてね?
問題は長さだな・・・引っ張ってリヤ側も被せる・・・
アレ?
ジャストサイズじゃね?
リヤ~サイドのラインなんて、なぜかほぼ一緒じゃね?
まぁ、正確には指半分くらい足りない気もするが・・・許容範囲。真ん中~フロント側は、プチ違和感漂うけど、リヤはかなりイケてる。リヤ側だけ見たら専用品レベル。
てことで、たるんだ部分を引張り、余った部分はぶった切り・・・バチコンバチコン留める(リヤ4発、フロント4発、サイド8発くらいで手抜き)・・・刺さりが甘いけど、前述のとおりガムテ巻いたプライヤで挟んだら、いいカンジに刺さったのでオッケー。
多少シワが出てるけど、流用&手抜き工事なので・・・こんなもんか。的なクオリティで完成。
間近で見なきゃ解らぬ。使用には全く問題無いレベル。
まとめ
予想以上のフィット感に驚き。
しばらく使って革が馴染んできたら追加で引っ張ると完璧(いやまぁ、ぶっちゃけやらないと思うけど)。
てか、また張替ればオッケー。アドレスV100のシート革なんてメッチャ安いから。
なお、今回発掘したのはBPC(Bike Parts Center)のコレ↓
・・・だと思う(V100 SS-006、みたく書いてある紙が入っていた)。肝心の乗り味だが、滑り止め加工のせいかケツのフィット感がやたらとアップ。かなり良好。超安な割にはナイスな商品(この品だとすれば、だが)。
しかし防水と耐久性がややアヤシイので・・・もし同じようにトライする人が居るのなら、
こっち(NTB)のヤツ買ったほうが良いと思う。ただしフロント~サイドの収まりが最初の写真のようにやや強引であり、ニーグリップ時に縫い目がウザいかも・・・