横浜線の大口と菊名の中間あたりにしばらく滞在。せっかくなので、近隣の銭湯めぐりをしてみた記録。
もくじ
- 菊名 福美湯
- 駒岡 第二岡の湯
- 大倉山 太平館
- 馬場 いやさか湯
- 番外 みなとみらい 万葉倶楽部
菊名 福美湯
港北区菊名6丁目13−43
菊名駅から大倉山方面へ5分ほど歩いたところ、サミットストア手前の路地を入るとある。コンクリート建築。靴箱が小さい、横浜は全体的に小さいと思う。ロビーは狭い。受付で神奈川県統一価格、470円払って中へ。
脱衣所は割と広く天井も高い。ロッカーは小さめのコイン不要タイプ。自販機、縁側的な休憩スペース(ストーブ設置)あり。場所柄、輩率が高いためか監視カメラ有り。
最大の特徴は脱衣所に洗濯機(300円)があること。脱いでそのまま洗濯可能。
浴槽は、人工炭酸泉、露天風呂、ジェット、寝湯、サウナ(別料金)などあり。銭湯としてはスペックが超高い。壁のタイル絵(西洋の湖畔風)がナイスクオリティ。
ここは超ナイスな銭湯。470円で炭酸泉入れるとかスゲェ。マジで近所に欲しい。
なお、横浜の銭湯にはシャンプー・ソープが無い事が多い(東京は有る方が多い印象)。今回行った銭湯は全て無かった。
駒岡 第二岡の湯
鶴見区駒岡1丁目26−15
最寄り駅無し、クルマ必須というレアなロケーションにある銭湯。環状2号を新横から川崎方面へ走り、トレッサ超えてスパリブールも超えた先、駒岡交差点を右折。セブンイレブンの隣にある銭湯。外見は和風。駐車場完備、しかもけっこう広い。
ガチ番台制。入り口から男女分離するタイプ。引き戸開けたら即脱衣所。正に「ザ・銭湯」。470円払って中へ。
脱衣所の天井は高め。ロッカーは鉄板差すタイプで小さめ。浴槽が実質1個のみの超シンプル設計。
最大の特徴は湯が激アツい事。てかヤバイ熱さ。普通に入れないレベル。
マジでかつて無い熱さだ・・・冗談抜きで3秒しか入れない。
ダチョウ倶楽部や出川哲朗が入っていた熱湯風呂は、これよりもヌルいのではないか。いやマジで・・・
熱さのせいか、超空いてて良いんだけど、主浴槽以外の設備が一切ないし、絵も無い。
5分で風呂に入りたい人の最適解がココ。
大倉山 太平館
港北区大曽根1丁目25−2
大倉山と綱島の中間くらいにある。大曽根商店街にあるけど、専用路地を入ったとこにあって、メッチャ解りづらい。てか、一発で発見するのは困難。
外観は凄まじくレトロ・・・というかボロイ。ガチ番台制。仕切りが低く、デニスロッドマン来たら女湯見えちゃう系。
ロッカー無料で充実、松竹錠の中と大サイズアリ。浴槽は2つ。
最大の特徴は湯、真っ黒で温泉感があり、弱ヌルスベで良し。
ただ設備はビミョー。カランの湯が激熱くてブレンド必須。洗い場の壁固定式シャワーが壁側にしかないという謎仕様。
壁にはドデカイ富士山の絵もある。そして注目すべきは、女湯仕切りのタイルアート。福美湯とタッチが似ている、これストーリーが繋がってるのではないか?
全体的に風情があって良い・・・けど、やはりボロい。でも一線を越えたクッソボロさ、という訳でもなく、中途半端感がある。もっと凄ければ、逆に味が出るんだけど・・・
でも、湯はサイコー、菊名大倉山だと、ココとしのぶ湯(今回行ってない)の湯が良いと思う。てか、東京園、復活しねーのかな・・・
馬場 いやさか湯
鶴見区馬場1丁目7−23
鶴見と大口と菊名の中間あたりの超狭い路地をかなり入ったとこにある。激狭いけど、なぜか駐車場完備。ビル系の銭湯。
2階にフロント兼休憩スペース&軽食処、1階にコインランドリー(歴代最安級4.5kg200円+ガス13分100円 これに対抗できるのは新庄で出会った店くらいか)。男湯は1階、女湯は3階。ローテションはしない模様。
券売機で買ってフロントに渡すスタイル。店員の元気が良くて◎、脱衣場は広くロッカー(コイン無し)は小~中まであり◎、風呂も広くてバリエーション豊富で◎、サウナ100円と安くて◎、露天と水風呂もあって◎
てか、銭湯としてパーフェクトじゃねココ。絵がないとこだけがさみしい。
この銭湯、ぶっちゃけ地方のスーパー銭湯風温泉より良い。これよりショボイくせに600円以上取る施設はフツーにある。深夜25時30分までやってるのもサイコー。
近所に住んでたら高頻度で行くと思う。まー住んでないけど今回一番行った。混んだら嫌なので教えたくないくらい良い。俺の神奈川入浴施設ランキングではトップクラスの施設。
ただ・・・地元民以外、ナビがあっても到達困難な奥地にあるのが最大のマイナスポイント(だから空いてて良いのだろうけど)。
おそらく俺の知り合いの群馬県民に、「ハイエースでいやさか湯に行ってくれ」と言ったら、誰も駐車場まで到着できないと思う。あの商店街の路地を入っていった先の、あの駐車場にロング車両を駐められる群馬県民は、まず居ないだろう。
番外 みなとみらい 万葉倶楽部
中区新港2丁目7−1
みなとみらいにある、スーパーウルトラ銭湯。なぜか行ってみた。入館料2800円(税込み)とクッソ高い。ビル1棟が全部温泉施設。エンターテイメント枠付きの温泉旅館ぽい雰囲気。伊香保グランドホテル黄金の湯館を近代化した感じと言えば、群馬県民には9割通じるだろう。
ここは、7階の受付でリストバンドを受け取って指定のロッカーに全部ぶち込み、館内を歩き回るスタイル(館内着アリ)。
肝心の風呂は・・・広いけど、超広いという訳でもなく・・・展望も悪くはないけど、ガードが強烈でサイコーというほどでもなく・・・高いから空いているかと思いきや、けっこう混んでるし・・・湯も完全にお湯ではないけど、カルキ感が強すぎて温泉感なし・・・という、俺的にかなーりイタい仕様。
リラックスとかメシ処にスペースを振りまくっているため、温泉目当てで行くとガッカリするレベル。入浴部分は、南関東仕様の800円級スーパー銭湯並みか、それ以下の設備でしかない。ぶっちゃけ、港北の湯やユーランド鶴見あたりの方がガチ温泉な分、良い気が、
・・・てか、炭酸泉があるぶん、菊名の福美湯のが良い気さえした。いや、マジで。
まー確かにリラックスルームは良い・・・良いけど、やはりソレ目立てのオッサンが多く、当然遮音性能など皆無のため安眠できるとは言い難い。
また、泊まる目的だと、深夜料金が追加。5000円近くなってしまう。そこまで出すなら大浴場付きのカプセルホテル(ワイズキャビンとかグランカスタマ)や、シャワー付きのビデボに泊まった方が断然良い気がするけどな・・・
いや、平日なら余裕で安ホテル(リブマックス横浜元町とか)に泊まれるっしょ・・・
まー所詮「みなとみらいで温泉なう~インスタバエ~」的なガチオサレ民向けの施設っぽく、「秘湯サイコー」みたいな、俺の思想には全く合わない。てことで、完全に行く価値ナシの判定。
そもそも「快適性」の定義が違うんだよね・・・俺の快適性って、防音個室か激空いてて安眠サイコー、重視なわけで。雰囲気やオサレ感や設備なんて、割とどうでも良いんだよな(その点ビデボなんてクソカス以下だし)。
んで、ここの快適性ってオサレ空間アメニティ充実みたいなのが9割9分9厘占めてるからね・・・俺、そういうの一切興味ねーし・・・
特に露天の景色がなー、ソコソコ良いんだけどなー、ソコソコでは足りないんだよなー・・・いろいろ行きまくってる温泉/銭湯好きとしては・・・
あのガードは強烈すぎでしょ、マジ邪魔。ペルラの湯船を思い出したわ・・・
ココ、旅慣れしてるほど、田舎の人ほど、どーでもイイ感が強い気がする・・・だって田舎行けば、展望露天風呂付きの温泉なんて、500円以下でメッチャいっぱいあるし・・・てか、なんで、わざわざみなとみらいで温泉入らにゃイカンの? 湯河原とか熱海とか浦賀あたりに行った方が良くね? 電車乗ったら割とすぐでしょ、ココ神奈川なんだからさ・・・的な謎施設だったね・・・
福美湯と太平館ハシゴして、大豆戸の鶴亀でラーメン食って帰った方が遥かに満足感は高いと思う(個人の感想)。