地方都市と大都市の違いは何か?

地方都市と大都市は何が違うのだろうか、ド田舎をバイクで走っていたら気になったので考えてみた

もくじ

  • はじめに
  • 地方都市にだけあるもの
  • 大都市にだけあるもの
  • 共通してるけど規模が違うもの
  • まとめ

※最終更新 2018年6月21日

はじめに

地方都市は、人口数十万人程度の都市(県庁所在地など)。

大都市は、政令指定都市のうち、運転免許が無くてもフツーに生活できそうな地域。代表的なのは東京23区(概ね環七内側)。

これを前提に考えてみた。

地方都市にだけあるもの

代表的な関東の都市は、前橋、高崎、宇都宮、栃木、水戸、土浦、八千代、春日部、熊谷、小田原など。

※俺の具体的な遭遇例などはリンク先の記事へ。

田畑

地方都市というより、有るのがフツー。むしろ無い地域が異常。メシを食わないと人間は生きていけない。

東京23区でも江戸川区や練馬区にはけっこうある、実際に雰囲気は大都市ぽくない。

無料駐車場

地方都市は

駅徒歩圏内に住んでる人の方が少数派。

だから、都市中心部であっても必須。南関東はそうでもないけど、群馬などは中心部であっても無料駐車が可能

以前は東京都心でも短時間なら割と路駐し放題だったが近年、合法路駐ゾーン(上野駅前など)は激減している。

大型野生動物

街の外れにシカ、イノシシ、熊などが出没する。九州は少なめに思う。意外に北海道には出ない(市街と山地の境界が明確)。群馬は多めな気がする(俺が住んでるからそう思うのかも)。

家畜と肥料の臭い

群馬と宮崎がなぜか強めの印象。長野や北海道はマイルド(気温低いから?)

庭でたき火

禁止らしいが全く守られてない。

しかしそもそも、禁止すること自体がおかしい。田舎では、庭で焚火からの焼き芋やBBQの流れはデフォ。というか伝統文化。この規制は大都市の価値観に寄せ過ぎ。



超過積載の軽トラ

実は、軽トラの最大積載量は350kgしかない。ミカン箱2段積んだだけで大幅に超過する。

車体の沈み込みは、東京で走っているとソッコーで職質&摘発される案件。実際に以前、コンパクトカーの座席にエンジンを詰め込み東京を走行していたら、止められたことがある。

なお、エンジンを手荷物として座席に乗せてはいけないという法律は無いため、警官は絶句するもお咎めなし。

実は農業で使うのに全く向いてないという、ブッチギリ前提の謎規格。それが軽トラ。

公道走ってる農機やフォークリフトやバックホー

ド田舎に行くと公道と農地の境界が良く解らないところも多い。農地の感覚そのままで街を走って家まで帰る人がいる。

が、最近減ってきた。

電動カートに乗ってる高齢者(障碍者の人を除く)

田舎には多いけど、大都市には全くと言っていいほど居ない。歩行者が多すぎるのと、信号の通過が間に合わないからではないか。と予想。

2000年くらいまでは前述の農機を電動カート代わりにしている人を良く見たけど、最近は少ない。

玄関に鍵がない家(建物)

これも最近減ってきた。

けど、障子や引戸のみで鍵の概念自体が無い古い家が未だにある。

たいていの小売店に自動販売機+ベンチがある

地方都市には無い店の方が少ない。2010年くらいから大都市部でも椅子のあるところが増え始めた。

ただし、輩風味のオッサンが寝てるのがデフォ(だから今後は廃止される方向になる予感が)

大都市にだけあるもの

代表的な都市は、東京通勤圏、大阪通勤圏、名古屋通勤圏、札幌、福岡、仙台、広島、北九州、新潟、熊本、静岡、岡山など。

都市高速道路

一部全く無い都市がある(熊本)。新潟は無料(国道のバイパス扱い)。

静岡は東名と1号パイパスが担っている感じ。浜松は微妙。

個人的に札幌と千葉は逆サイドにもう一本欲しい。


地下鉄

路面電車などが担っている都市も多い。

俺が知る限りでは、新潟だけ一切無い(JRのみ)。空港から新潟駅経由で市役所あたりまで1本あっても良いと思う(道路混みすぎ)。

複合高層ビル(オフィス+住宅+店舗)

全都市行ったわけではないけど、たいていの地方都市には無い。

群馬なんて20階以上の建物ですら、5個しか知らない(群馬県庁、テルサ前のタワマン、高崎市役所、ヤマダ前のタワマン、あら町のタワマン)。

30階超えてるのは県庁のみ

地下街

3大都市圏以外は無いところも多い。駐車場と一体化されてるイメージがある。

横浜のジョイナス(旧ダイヤモンド)や新宿のサブナード、新橋周辺とか。

高等裁判所

言わずもがな法治国家のキモ。あるだけで勝手に人(しかも金持ち)が集まる。

高松だけ他に比べてややショボい。

大量の放置自転車

東京圏は2000年頃までは極めて酷かったけど、だいぶ改善された。大阪は10年くらい行ってないので不明。

地方都市には99%無料置き場がある。放置という概念自体がほぼ無い。

ゲロとゴミの臭いが漂う路地

地面のアスファルトが変色、砂利の隙間が埋まってしまい滑りやすかったりする。

近年、かなり減った印象。一部に残ってるのみ。

地方都市にはまず無い(動物が集まってしまい前述の家畜臭と一体化)。

左折車が歩行者で詰まる交差点

地味だけど地方都市ではあり得ない光景。

そもそも、クルマの進行方向と歩行者信号が一緒に青になる仕組みが意味不明

よく考えると、左折した先は赤信号だ。青で渡っている歩行者側からこのシーンだけを見たら、信号無視車との違いは全く無いじゃないか。

即ち、歩行者的には青で渡るのは安全ではない。赤信号で渡るのは危険、青信号で渡るのは危険だが赤よりマシ。その程度に考えとかないと、田舎ではマジで轢かれる

歩行者優先と言っておきながら、実は優先でも何でもない(クルマ側モラルに全依存)という謎の仕組み。

このため、大都市部の交差点をクルマで左折する時は、潜在的に歩行者を轢く可能性を0にできない。教習所レベルの正しい運転をするならば、クルマは赤になるまで動けない。したら、歩行者が常にいる都市部では延々と左折できない

というメカニズム。

共通してるけど規模が違うもの

衰退気味の郊外の都市に多い。

複合商業施設

地方都市の方が規模が大きく密度が低い。

関東だと、サンシャインシティやスカイツリータウン VS イオンモール幕張(俺的に千葉郊外はギリ地方都市扱い)的な差。

九州だと、キャナルシティ VS ゆめタウン筑紫野やゆめタウン佐賀 的な差。

歓楽街

歌舞伎町や銀座 VS 田舎で良くあるナントカ銀座

グレーで怪しい店が多いけど、なぜか裁判所や市役所の直近にあることが多い。

最近は、地方のナントカ銀座の衰退が激しい。消滅する方向なのかも。

工場

東京都心の大工場は移転して、みんなショッピングモールや高層ビル群になってしまった。

残っているのは王子の国立印刷局、大井町のJR車両センター、文花の花王くらいではないだろうか・・・

これは大都市側が消滅しそう。

まとめ

個人的に一番のポイントは、完全フリーで座れるベンチが大都市には少ない。コレだ。

休憩するところが限られてしまい、ついファストフードや喫茶店に入ってしまう。

そういう地味なところで都会は金がかかるんだよな・・・最近は椅子が増えてきたけど。

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