キャンプ場へ行くと、色々な人がいる。でも、タイプが違う人だらけだとアウェー感が強くエンジョイ(安眠)できなかったりする事もある・・・
だから、キャンプ場選びはとても重要。できれば同じようなタイプのキャンパーが多い場所を選ぶと、快適かつ幸せになれる・・・
オフシーズンの今、改めてキャンパーのタイプを考えてみた。
もくじ
- 5大 キャンパータイプ
- キャンプ場に要求するスペックの違い
- バイクツーリスト向けキャンプ場とは・・・
俺は関東近県ではキャンプしない派(ウザすぎて意味ないから)
※以下は、あくまで主観であり、フィーリングと偏見により構成されております。
最終更新 2020-10。リンクなどをチェック。
5大 キャンパータイプ
何を求めてキャンプ場へ行っているのか。という観点が重要。
過去にキャンプ場で出会った人を、勝手にタイプ別に分類してみたら、こうなった。
非日常体験型キャンパー
年に数回しかキャンプしない層。いわゆるファミキャンに多い。
基本的に子供はキャンプが大好き、特に都会の子供ほどテンションは上がる。都会の大人や学生もテンションアゲアゲ。
しかし、計画性が無い輩が多いのも事実。緻密な計画をしてしまったら「非日常感」が薄れてしまうからだろう。
この方向性に最もマッチするのは子供。そのせいなのか、某名探偵アニメの逆、「見た目は大人、中身は子供」の騒ぐ輩や、芝を焼いたりゴミを投棄するとんでもない輩もかなり混じっている。このような輩は、全キャンパーから嫌われている。しかし本人たちに自覚は無い。
お手軽さが最優先されるため、市街地から近くてアクセスしやすい、そこそこ設備が整った格安キャンプ場に、下品なチューニングを施した国産ミニバンで週末のみ出没することが、極めて多い。
遭遇例
自己満足型キャンパー
実はキャンプは好きでもなく嫌いでもないけど、ナチュラルエコワイルドな俺スゲー、ドヤー的な人。グレードアップしたファミキャンもこれに近い。
超高価かつビカビカのドデカイテント&グッズをドデカイ外車に乗せてやってくるため、後述の自然エンジョイ型からは、あまり良く思われていなかったりする。
しかし、基本的にお金持ちなので計画性があってマナーは良い傾向。彼らは前述の騒ぐ輩が大嫌いなため、格安キャンプ場には基本的には居ないが、無料の穴場キャンプ場には出没する事がある。
バイクツーリストとは話は合わないけど、余裕があってイイ人が多い。
というか、普通の人はキャンプに興味がありそうで実は全く無いから、キャンプグッズに割と興味のあるチャリダーやバイクツーリストはドヤる相手として最適なのかもしれない。
遭遇例
自然エンジョイ型キャンパー
登山、釣り、カヌー、ダイビング、サーフィンなどの 自然vs俺 みたいな遊びの延長線上でキャンプをしている人。装備は実用性を最重視しているから、最低限かつ高級品を使用。クルマやバイクはボロイことが多い(汚れても良い専用車で来てる)。
これ以降のタイプは「キャンプ=BBQ」のような思想は持ち合わせていないこともある。
そのため、調理器具をほとんど持っていない人もいる。
だいたい、イマドキどこでもコンビニあるし、山籠りでもしない限り装備品が増える自炊用具と食材を持ち歩く意味はあまりない。
彼らの中には非日常体験型と自己満足型キャンパーを嫌っている人も多い。けど・・・実はソイツラを食い物にしてるキャンプ用品メーカーやマスコミの人だったりする。
遭遇例は・・・過去記事を参照。
自由追求型キャンパー
良く言えば自由。悪く言えば、とにかく無計画かつテキトー。フィーリングで生きている。キャンプと言うよりは屋外生活してる。といった方が近い。
基本的にワガママなので爆音車で夜中に出入りしたり、道の駅でキャンプしちゃったり、直火したり、超連泊してほぼ住んでしまったりと、マナーは良くない傾向。
しかし、発想が自由かつ破天荒なため、たまに面白い人が居たりする。ヤケクソなところが旅追求型とマッチしてバイクツーリストとの相性はそんなに悪くはない。
ただ・・・本当に悪く言えば単なる社会不適合者である。ファミキャンの子供連れには教育上あまりよろしくない。従って相性は最悪。
遭遇例
旅追求型キャンパー
ぶっちゃけ目的はキャンプではない。徒歩、チャリ、バイク、クルマでの移動を楽しむ、途中の寝床としてキャンプしているタイプ。てか、野宿。
キャンプが主目的ではないという共通点もあり、自然エンジョイ型との相性は悪くはない。
いわゆる「キャンプ」にあまり興味は無いから自炊用具は最低限度しか持っていないし、高頻度でホテルに泊まったりもする。これが他タイプとの根本的な違い。
非日常体験型や自己満足型の人が、宿泊先をホテルに変更することは、アクシデントが起きない限り100%あり得ない。従ってイイ人かどうか以前に、根本的にキャンプに対する思想が違うため、彼らとは話が噛み合わないことが多い。
そして、キャンプ場=寝床だから、設営したらすぐ寝る。キャンプ場じゃない場所でもテントが張れればどこでも寝る。早朝に居なくなればオッケー的な思想。
静かに寝れれば満足だから、設備の整いすぎたキャンプ場は必要ない。
体感ではバイクツーリストの6割、チャリダーのほとんどはこのタイプ。なお、入浴施設までの距離を重視する。
遭遇例
かなり多い(俺がこのタイプだから)。具体的な例は、まとめて最後に記載。
キャンプ場に要求するスペックの違い
各タイプによって、キャンプに対する考え方がだいぶ違う。
超個人的な独断と偏見による主観では以下のとおり(交通アクセスの許容度の順に構成)
交通アクセス | 場内設備 | 利用価格 | 低密度志向 | |
---|---|---|---|---|
非日常体験 | 譲れない | 譲れない | 気にしない | どうでもいい |
自由追求 | 重要 | 重要 | 重要 | 気にしない |
自己満足 | 普通 | 気にしない | どうでもいい | 普通 |
旅追求 | 気にしない | 普通 | 譲れない | 譲れない |
自然エンジョイ | どうでもいい | どうでもいい | 普通 | 重要 |
表の補足
譲れない→重要→普通→気にしない→どうでもいい の順に優先度が下がる。
非日常体験型
気軽にパッと行って終わったらサクッと日常に戻らなければならない。
交通アクセスの良さは譲れない要素。トイレ、炊事場、駐車場などの要求レベルも高く、利用料を払うことにも抵抗は少ない。
混雑には最も耐性がある。というより、このタイプが多いキャンプ場は混む。
混みすぎて閉鎖になる事がある。
自由追求型
単独で好き勝手やっていると目立つため、そこそこメジャーかつ便利で混んでいるキャンプ場に居る確率が高い。
ただし、やりすぎると管理自治体にBANされることがある模様。
聞くところによると閉鎖の原因になることが最も多い(住んでしまう)。
自己満足型
キャンプ慣れしているため、市街地からの適度な距離感があって混雑しない場所を知っている。
設備は持参しているためあまり気にしない傾向。
閉鎖の引き金は引きにくい。
旅追求型
交通アクセスは気にしない、というより目的地により決める。
装備が貧弱なため最低限の設備が欲しい。
しかし、最も大事なのは、とにかく空いていて無料なこと。無料なら全部目を瞑る。万事オッケー。最悪その辺の公園でも可。
閉鎖とか意味なし。
自然エンジョイ型
交通アクセスや設備よりも、エンジョイするのが最優先。
砂浜とか山岳で野良キャンプしてたりする。
ある意味、最も正統派キャンパー。
バイクツーリスト向けキャンプ場とは・・・
俺のスタイル(バイク旅)だと・・・
交通アクセスが悪く、設備がソコソコ整った僻地の無料のキャンプ場がベスト。
具体的には・・・
最終コンビニから10km以内だけど市街地(人口10万以上)は遠い。利用料金が無料又は格安。現地受付かインアウトフリー。乗り入れ可又は横付け可。設備はトイレと水道あとは広さが有れば良し。そして風呂が近くにある。
こういうところがベスト・・・だけど、非常に少ない。特に関東には皆無、そもそも数百円以下で利用できるキャンプ場がほとんど無い。
・・・しかし、全て合致する場所は、北海道ですらほとんど無かったりする。
条件に近いのは、初山別みさき台公園(乗入不可、やや狭く混んでる)、ウスタイベ千畳岩(やや混んでる)、中標津緑が丘森林公園(216円、サイトやや荒れ)、ナウマン公園(広いけど混んでる)、くらいじゃないかな・・・
ハイシーズン以外の平日じゃないと、バイクキャンプツーリングはけっこう大変・・・
都市に近いなら、むしろネットカフェに泊まったほうが、快適なんだよね・・・