2022年11月、今年もバイクツーリングシーズンほぼ終了の関東。
まじ今年の紅葉渋滞はエグすぎた。去年も酷かったが、更に酷い・・・東京から放射方向が関東辺境地帯までガチで繋がってたとゆー狂気。
あの状態でなぜ行かなければならないのか理解不可能だが、行くしかない民が居るのは事実(だから混む)。
例えば小中学生入りファミリーなんかは土日回避不可能だから、まぁギリで解る。しょうがない(ただ小中学生が紅葉見たいのかと言えば疑問しか無いけど)。
でも俺には関係ないし、大部分のバイク乗りはこのクラスターに所属してないのは明らか(バイクで子連れは超激レア、てか単純にあぶねー)。
従って、わざわざ合わせて行く必要は無い。てか、行くだけ無駄。日程をズラすべきだ。
ということで、今年のツーリングの総括(実績)、及び関東の特殊事情を踏まえて・・・
この日なら快適ツーリングができる可能性が高いんじゃねーかな
という判定を、365日ぶん全て実施(予想)して、カレンダーに書き込んでみた。
そしてそれに基づいて来年のツーリング計画をざっくり立ててみた。
もくじ
- 関東ツーリングがクソになりがちな理由 3つ
- 判定(予想)結果
- 日程の詳細補足 前期
- 日程の詳細補足 後期
- まとめと、ざっくり来年のプラン
この辺とかシーズン中は死ぬほど混む(群馬栃木県境付近)
関東ツーリングがクソになりがちな理由 3つ
まず大前提として、行っちゃダメなクソ日になる理由についてざっくりまとめておこう。
だいたい以下のとおりだ
- 他目的車が多い
ホテル宿泊、登山、紅葉見物、ショッピング等 - 輩運転が多い
思考停止運転、思考停止スポット巡り、超スピード走行等 - トラックが多い
ご苦労様ですとしか言えない
そして、上記の状態を引き起こすトリガー(原因)はこれ。
- は休日
- は天候(季節)
- は平日
関東ツーリング この時点で軽く詰んでる
休日ダメ、平日ダメ、晴れたらダメ・・・じゃあいつ行くのか?
答えとしては「マジで無い」
のだけど、それでも強引に行くのならば、平日のトラックが少ない時間帯に一般道裏道を使って山奥まで行くしか無い。
関東人の中で最も試行錯誤してる部類だと勝手に自負している俺的に導き出された結論は、これだ。
もうガチで本当にこれしかない。
又は抜本的に「関東から出る」のが、難易度が低くて確実。いやほんともうリアルガチ「関東から出る」のを推奨したい・・・んだけど、結局通過しなければ出れないから・・・関東民である以上、攻略は必須。
ちなみに俺が推奨する、関東民の最もお手軽ツーリングコースは
- 福島浜通り⇔福島中通り⇔福島会津⇔新潟下越(2022春の過去記事)
- 静岡西伊豆⇔静岡富士南側⇔山梨西部⇔長野佐久(2021秋の過去記事)
この2つ。
次点が伊那谷~愛知/静岡の奥地(2019の過去記事)。
新潟中越⇔長野北信は地味に混んでる割には中途半端に遠い上、更に寒い。お手軽というほどでもない(国道8、17、18、353、117、253あたり交通量多い、過去記事参照、交通センサスの数値を見れば即解る)。特に飯山-軽井沢のラインは論外レベルで、ヘタしたら北関東より混んでる。
つーか日本中どこ行ってもそうなんだけど、基本的に新幹線が通ってるラインはダメ(鉄道で行くとこ)。
まぁ伊豆から山梨もけっこう混んでるけど、あそこは道路が多くてバイパス+高速が整備されてる上に、国内最強のデコイ「富士山」があるから、富士山に近寄らなければ割と何とかなる(富士山も鉄道でいくとこ。てかこのタイプの山は、登らない方がむしろ景色が良い←外輪山的な尾根筋が最強)。
・・・という価値観にて、関東ツーリング(と更に先の関東外)へ行くには、どの日がベストなのか?
来年の365日ぶん判定(予想)してみた・・・
判定(予想)結果
結論から書くと、こーなった。
関東ツーリング可能日(予想)カレンダー 2023
全体補足説明
色分けは以下の通り。
- レベル1 濃いグレー(まず無理)
関東人、全員厳しい - レベル2 グレー(難易度激高)
たぶん無理だが土地勘最強の山間部直近住民にワンチャンあるかも - レベル3 オレンジ(難易度高)
土地勘最強の山間部直近住民は天候により可能 - レベル4 黄色(難易度中)
東京圏郊外民(概ね国道16外側)でも可能、ただし天候による - レベル5 青(難易度低)
全員行ける可能性がある(天候による)
※ver001 何日かの判定は変更するかもしれない
この難易度はあくまで日程に関してであり、天候読みと道路整備状況(爽快に走れるか)は別。なお当たり前だが、これは自称関東全市区町村走破してる俺の主観(ド偏向記事)。
主な参考過去記事
関東(特に東京発)のツーリングシーズン ほぼ無い事が判明 ~バイク乗りの年間休暇日程を考える~
群馬ツーリング完全攻略2022 絶対に避けるべきコースについて
日程の詳細補足 前期
ここ数年の実績と、コロナ明けのリバウンドを踏まえて、より詳しく書くとこんな感じ。
1-3月
関東のツーリングエリアはほぼ山間部しかない。そして山には雪が積もってる。南部の平地ですら凍結している恐れがある。2輪は基本論外。
3月初旬以降は天候の状況によりワンチャンあるけど、山間部直近住民以外の判定は、まず不可能。
3月20日を超えると暖かくなり凍結の心配は弱まるが、春休みの影響で激混み。この時期特有の事情として初心者と輩(暖かくなると活動開始)が多いという要素があり、危険度がくっそ高く非推奨。
4-6月
関東学生の始業式は6日か10日だと思われるが、実質10日始業のパターンが多いと思われる。
特有の事情として新社会人の教育と歓送迎会が行われる(そういう文化が消滅した疑惑もあるけど)。だからコロナが収束していれば平日郊外はかなり空くはず。ただし新生活に慣れてない土地勘無し層が増えるため朝夕の渋滞は酷い。反動で土日需要は高くデフォ無理。
4月末あたりになると急激にGWモード&給料が出るため突然混みだす。都心から高速で向かうスタイルは厳しくなり、GW終わるまで無理。この時期は多少関東外に行っても無駄、行くなら最低500㎞は離れないとダメか(北は秋田、西は四国)。
5月のGW超えると突然空いてチャンスタイムが到来する。しかし関東は雨が多いという罠。25日超えると、給料が出た新社会人等がヒャッハーしだす傾向があり、ブーストが切れる6月頭まで土地勘が無いと厳しい。
6月中旬に入ると混みはマイルドになってくるが、梅雨に入りかける。この時期は水蒸気が大量にあるせいか大気の透明度が低く、都心から山方面の天候を読むのは不可能に近いし、山に入ると雨が降ってる可能性が極めて高い。
日程の詳細補足 後期
同じくこんな感じだと予想。
7-9月
7月頭にボーナスが出る会社が多くてヤバイ混み。しかし夏休みが控えているためか、ソッコー全力投入する感じではない。山直近住民ならここでワンチャンあるかもだが通常は無い。関東の梅雨は甘くない。ガチ雨が降ってること多し。
梅雨が空けるとクソ暑すぎてバイクなど乗れない(今年は梅雨中もヤバかったけど)。たとえ暑くなくても爆混みで無理。学生が休みに入ったら完全終了。曜日の並び的に、来年はおそらく15日から無理化(あらゆる代金が激割増)すると予想。
8月の頭は盆の連休に備えてチャージする傾向があり、一瞬チャンスタイムがあるけど、山間部直近住民以外が察知するのは無理。
そのあとの盆期間は一年で最も終わってる時期の一つ。割増エグイし、くそ暑いし、バイク以外のレジャーの方が満足感は高い。俺はコロナ前、鉄道で東京に行くプランをデフォにしていた(一年の中で最も空いてる)。
盆明けても関東は夏休みが明けないため、同じく山間部直近民にワンチャンあるのみ。気合と根性MAX出してもせいぜい、山まで一般道1時間以内民が限界なんじゃね感がある(大洗、石岡、下妻、古河、羽生、桶川、川越、入間、八王子、相模原、厚木、平塚あたりのライン)。本当に暑すぎて市街地走行は地獄。誇張でも何でもなく、信号待ちが本気で死ぬレベル。
9月は初日に最大のチャンスがある。学校関係者は全て無理なので、かなり空いてるはず(東京が防災の日に力を入れてる効果もデカイ)。けど・・・2023年は金曜なので微妙かも。
そのあと、SWまで割と空いているが、朝夕の通勤渋滞と暑さはたいして変わらないため、圏央道外側民なら余裕だけど都心からは厳しい感じじゃないかな、と(暑いから、でも群馬奥地に行くと寒いんだよなぁ・・・秋冬装備が必須という罠 2021年の過去記事参照)。
SW入ると、一気に秋っぽい空気感が溢れ出し、輩運転ミサイルカーが急激に増加する。輩御用達ロードの回避は必須(過去記事参照)。土地勘がMAX無いと延々謎運転に付き合うハメになり危険、てかつまらん。
10-12月
10月初旬は割と空いており、そこそこの土地勘があれば問題ないけど、相変わらず天候がギャンブル。
中旬超えると在京マスコミ的に紅葉が始まる(北部辺境はもう終わりかけてるんだけどコイツラ何ゆってんの、という関東最強の闇)、スポットを避けるテクニックが必須化。観光利権サイドが給料日を狙って第4週に全力回収する傾向があり、この前後は平日でも終わってる。
天候的にはサイコーだけど終わってるという、残念すぎる地域。それが関東。まじで人多すぎ。
11月はもう厳しいが、初旬ならワンチャンある。特に2週目あたりに気温上昇するケースが割とあり、ここがラスト。だが毎度のことながら、そんな状況を山間部直近住民以外が察知するのは不可能に近い(予定など立てられないってことなので・・・)。
中旬以降は神奈川西部民が伊豆半島へ行くケース以外は寒さが耐えられない。北部は雪が降り転倒の危険がありすぎるため、相当な土地勘が必要(ここのコーナーが凍りやすいとか、そういう超地元民的なやつ)。
参考までに去年の11月25日、埼玉県境付近で極限レベル。
2021秋ツーリング 埼玉編2 神川皆野吉田
12月はボーナス出たら終わり。一年で最も交通量が多く、まじカオス。クッソ寒いし、バイクに乗る時期ではない。館山or湯河原のガチ地元民にプチツーのワンチャンがあるのみ。
まとめと、ざっくり来年のプラン
上記を踏まえて、いくつかプランを考えてみた。
2-3月初旬に南西諸島へ行くプラン
実績としてはこの辺。
種子島以南なら2月でも可能。伊豆諸島は3月入らないと厳しい。小笠原は不便すぎるため非推奨(チャリならアリだと思うがバイクは微妙)。というかマイナー離島は、バイク持ち込みすると運賃がエゲツナイし、そもそも不可能なことも多い。
そして、旅行予約サイトがほぼ使えないので難易度も高め。現地の観光協会突撃からの直電スタイルが基本(そこで無料キャンプ場とスーパーを紹介される、という商売っ気ゼロの地域が俺は好き)。
4月10日~か、5月8日~西日本へ行くプラン
4月上旬では、まだ本州北部は無理。最低限、長野より南(静岡愛知のライン)が必須。
北陸~山陰は当然のことながら、四国~九州の高地(祖谷、石鎚、梼原、英彦、天山、くじゅう、阿蘇、雲仙)あたりもけっこう寒い。
東京発徳島or新門司行きのフェリーに乗るか、静岡経由の潮岬からの大阪港(or和歌山港から徳島)自走ルートあたりが鉄板か。
5月に行く場合は逆に大阪経由に固定される。先に鹿児島まで到達して戻ってくる予定を組まないと、梅雨に入るから。
問題は帰りの関東にある。月末東京港着に設定するとけっこう厳しい。
ガチで神奈川埼玉の混雑がヤバイ。
都内民なら良いけど、北関東民はキツイ。夜横須賀着の便か、大阪港から自走の方が結局快適性は高いというオチ。
詳細は
関東発の西日本ツーリングプランを考える(2022フェリー航路の一覧)
を参照(あとで2023年版も作ると思う)。
6-7月に北海道へ行くプラン
梅雨前線の前線を北上するプラン。悪くは無いかなと思うけど、問題は帰り。
7月のフェリーはスーパー割増価格のため、旅費が高い。予約も取りにくい。かといって、7月中旬の大間→関東のフル自走は、かなりの混雑が予想される上に梅雨が明けるかはギャンブルすぎる。
気合入れて1日で東北道走破するんじゃー、みたいなスタイルになる可能性が高まる。それは非常にあほくさい(その高速代とガソリン代を払うなら新潟港か仙台港着で良くね的な。北関東民なら仙台からの一般道ツーリングしながらの帰宅とか余裕だし)。
8-9月に北海道へ行くプラン
8月盆明けは割と混んでいるが、関東を出ればそうでもない。北日本は盆明けで夏休みモードが完全に終わってるから。
北関東民的には、一般道で余裕レベル。初日に下越以北まで行けばガラガラだろう。そのまま青森まで自走しても混雑的には何ら問題ない。
だけどこの季節、台風が来がち。予定の破綻リスクがメッチャ高い(2018年の過去記事参照 おまけに大地震が発生して予定が完全破綻)ため、とりあえずフェリーで北海道上陸からの宗谷岬まで行って気温の低下と共に南に向けて帰って来るのが理想かな、と・・・
北海道ツーリング計画2021 ~たぶん行かないのでエアプ化予定
10月に西へ行くプラン
関西圏より西の日本には紅葉渋滞が無い(関東基準で)。
従って、紅葉の南下に沿って移動するプランともいう。具体的には北関東まで紅葉が来たタイミングで四国を目指す感じ。
問題は帰宅か。11月初旬~中旬の鹿児島は余裕でツーリング可能だと熊本民が言っていた(紅葉渋滞ってなんだそれ、とも言っていた)。近畿はギリだと過去に関西人は言っていた。
しかし長野は寒すぎて無理だ、と俺が自信をもって言い切っておく。誇張とか比喩じゃなくて荒れたら本気で死ぬ。八ヶ岳とか浅間は絶対に吹雪く。だから東海道コースを選ぶしかないけど、富士箱根あたりが鬼畜狂気レベルに渋滞してると、これも俺が自信を持って言い切っておく。
てことで、北関東民には厳しいプラン。マジで九越フェリー復活してくれないかなと・・・したら関越トンネルだけ我慢すれば、何とかなりそうなんだけど・・・
総括
やはり、5月に西へ行くプランか9月に北海道行くプランがベストだよなー・・・
てことで、詳細の検討編へ続く・・・予定。